【しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~(1巻)感想】法律事務所監修!今どきのネット炎上・SNSトラブルに対するリアルすぎる対処法に戦慄!自分が納得する解決法を得るのがいかに難しいかを痛感!
しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~(1巻)感想(少しネタバレあり)
原作:左藤真通、作画:富士屋カツヒト、監修:清水陽平
最初は、もっと軽めの内容かと思ったら全く違っていたのが『しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~』です。想定外の面白さ(超リアル)なので、逆に戦慄するほど!1巻では、ネット炎上・SNSトラブルの被害にあった主婦の反撃を描いています。
1巻を読んで純粋に思ったことは、自分が誹謗中傷の的に晒されたとき、やっぱり相手に復讐心とか芽生えてしまうかもしれないということ!結局、この手の法的に詳しい弁護士に依頼することになると思うのですが、その解決策というのは、決して自分が望んでいた復讐(仕返し)とは、程遠いものになるかもしれないということです。
結局、被害者が我慢を強いられることも多いということ!もちろん加害者にもダメージを与えることは可能なんだけど、自分が思い描いていたモノとはかなり違った部分で落としどころとしていることもあるわけ!
弁護士の『善悪ではなく勝ち負け』って言葉は、深いね!被害者が考える勝ちと、弁護士が考える勝ちには、大きな隔たりがあるものなのかもしれない。また、もし弁護士に相談する場合、まず自分がどうしたいのかハッキリさせておくことも必要なのかもしれないね!
本作は、レビューなんかでも実際に似たようなケースで弁護士を雇ったことがある方も、まさにその通りみたいなコメントしてるしね!自身が疲弊する前に和解という選択を取るべきなのか、何か悩むよね!勝ったけど負けたと感じてしまうことは、本当の問題解決なのか悩んでしまう!コレは、今どきの実用的な超必読書かもしれない!