【JKハルは異世界で娼婦になった(1巻~3巻)感想】ラノベっぽいタイトルだと思ったら、よくある異世界モノだった!ただ、タイトル名の割に純粋にストーリーが面白い!
JKハルは異世界で娼婦になった(1巻~3巻)感想(少しネタバレあり)
原作:平鳥コウ、漫画:山田J太
ライトノベルによくある異世界モノかなと思ったら、まさにソレだった本作!娼婦なんてタイトルにあるから、どんな作品かと思ったけど、たぶん初見の人は思っていた内容と少し違う印象を受けると思います。自身もそうでしたから!
青年漫画寄りだと、悲壮な人生を送ることになるのかなと思うけど、そこはラノベ寄りの作品なので面白可笑しく創られているのがポイント!しかも、主人公のハルが天真爛漫な性格もあり、読んでいて清々しいくらいに面白い内容なわけ!
ただ、お仕事は、一応娼婦なんですが・・・
簡単な内容は、主人公のハルが交通事故に巻き込まれ異世界に転生して、そこで娼婦となっちゃったというストーリー!ライトノベルの異世界モノにありがちな、冒険したり、モンスターを倒したり、私ツエーみたいなチート能力もなく、単に娼婦として生きていく日常系の作品なんだけど、コレが意外なほど面白い!
思わず3巻まで一気読みしたほど!
タイトルに娼婦という単語があるくらいだから、もちろんエッチな描写もあるんだけど、そこは一般コミックの範囲内といえる!あまり、激しい描写は一切なし!しかも、多少は胸糞要素があるのかと思ったら、全く無いんだよね!ハルの性格が前向きなこともあり、清々しさがある!タイトルの割に健全なのが本作!このタイトルで誤解されそうな感じもするけど・・・
特にハルと一緒に交通事故で転生された同級生の千葉との絡みも面白い!まあ、陰キャの千葉は、異世界ではチート能力があるみたいで、そこそこ強いらしいけど、モンスター退治とか、そういったストーリーは今のところなかったりする。
冒険もしない、モンスターも倒さない、しかもレベルも上がらない異世界モノなんて何が面白いのかと最初は思ったけど、ハルがこっちの世界で生きるためにカラダを張って仕事(娼婦)を頑張っている姿が微笑ましかったりする。しかも、途中で缶蹴り遊びとかも出てきて、本当に日常系の異世界モノ作品になっている。
まあ、他の方の感想だとハルに好意を寄せているスモーブやチバのことを金づるなんて思っている部分に不快感を覚える人もいるみたいね!まあ、娼婦という職業に対する偏見もあるかもしれないけど、生きるために前向きに娼婦をやっているハルのストーリーは、個人的に面白いと思ってしまう。
たぶん、4巻あたりから軍との絡みも多くなりそうな予感なので、権謀術数などのストーリーも入ってくるのかなと思ったりする。モンスター退治や冒険しない異世界モノをここまで引き込ませて読ませるのは、ある意味、奇才的な作品と言えなくもない!
コレは素直に面白いと思ってしまった!