【今際の路のアリス(1巻)感想】『今際の国のアリス』のスピンオフ(続編)だけど、戦慄なサバイバルゲームって感じ!?これ主役ってアリスじゃなく、キーナなの?
今際の路のアリス(1巻)感想(少しネタバレあり)
原作:麻生羽呂、作画:黒田高祥
『今際の国のアリス』のスピンオフにして続編なのが『今際の路のアリス』です。これも『今際の国のアリス』みたいなデスゲーム的な感じかと思ったら、少し違うね!確かにデスゲームっぽいけど、戦慄サバイバルゲームといった感じ!
ただ、あまり『今際の国のアリス』の続編のイメージで読み進めない方がイイね!だって、どこからデスゲームになるのか分からないから!『今際の路のアリス』は、あくまでも続編を意識しないで、スピンオフとして読むのがオススメ!ただ、最初に目覚めた世界が『今際の国』だろうから、最初からゲームスタートしているんだろうね!まあ、その感覚が乏しいけど!
個人的には、サバイバル・デスゲームって感じで読んでいくのがイイ!『今際の国のアリス』の続編ということを意識すると、何か戸惑ってしまう。
そもそも、最初に登場するのがキーナだから、キーナが主人公なのかと思ったら、やっぱりアリスなんだろうね!キーナは、何か訳あり風なキャラだね!でも、突然目覚めた場所が荒廃した京都なんて、絶望感しかないよね!
運よく最初にキーナがアリスと出会うけど、その後で出会う面々が怪しすぎる!このメンバーで東京に向かうにしても、嫌という気持ちが先走ってしまうね!しかも、これゲームをクリアして東京に向かうわけじゃないんだよね!
また、『今際の国のアリス』より、個人の内面を描いているのが面白い!やっぱり『今際の国のアリス』を意識しないで、単にサバイバルしながら東京に向かうデスゲームって感じに読み進める方が、すんなりストーリーに入っていける!
でもキーナは、面倒くさそうな性格だよね!個人的には、アリスのほうが、性格がサッパリしていて好感が持てる!キマリは、怪しげな雰囲気あるし、ハヨン(妹の方)は、生きる爆弾って性格で一緒にいるのが怖いくらい!
個性的な面々が揃っているので、その中でのサバイバルデスゲームとしてなら、かなり楽しめる!