【マグニチュード(1巻)感想】ゴシップ系の芸能リポーターが、ひょんなことから国の極秘情報にアクセスしようと奔走したら、逆に狙われる羽目に!意外とありえそうな展開に興奮!
マグニチュード(1巻)感想(少しネタバレあり)
作:工藤かずや、画:千葉潔和
『マグニチュード』というタイトルだったので、地震が起きてサバイバルするストーリーかと思ったら、全く違った本作!確かに自身は起こるんだけど、それまでの過程に重きを置いていて、結構奥が深いと思ってしまった!読む前は、『東京マグニチュード8.0』系の内容だと思っていましたから!
『東京マグニチュード8.0』って地震が起きてから、被災者の1人の少女が家族に会うストーリーですが、『マグニチュード』は地震が起こる前のストーリーがサスペンス調なこともあり、面白いわけ!しかも、その内容が実際にあり得そうなことだから、余計に興奮してしまいました。
ストーリーとしては、週刊誌のパパラッチ(芸能リポーター)がディスコでタレントを待ち伏せしていたところ、ひょんなことから国の最高機密にアクセスしようとしてしまい、様々なトラブルに巻き込まれる展開です。確かに1巻では、地震の予兆(余震)が起きていますが、大地震には未だに発展していません。
1巻の醍醐味は、しがない芸能リポーターがアイドルのスクープを狙うはずが、国の秘密に触れようとしている様子が描かれています!その秘密というのが大地震なわけ!ただ、最初の時点では、その秘密が大地震ということは分からず、明らかになるのは少し先のこと!
まあ、理由もわからずにスクープ狙いでネタを追い求めるんだけど、様々な事件に巻き込まれてしまい、しかも関係者も亡くなっていくシリアス展開!
もし、精度の高い大地震の予兆があるなら、実際はこんな風になるのかなと、ワクワクしてしまう自分がいたりします!また、そういった情報が明らかになるのは、こういった何の関係も無い人たちが絡んでいるのかなと思いを巡らせてしまう!