【エチカの時間(1巻~2巻)感想】感情を捨てた究極の選択とは、逆にカヲスとも呼べるもの!?考えさせて読ます本書は、一読の価値ありか!
エチカの時間(1巻~2巻)感想(少しネタバレあり)
玉井雪雄
なかなか難しいテーマに挑んでいるなと思ったのが『エチカの時間』という漫画!そもそもエチカ(エティカ)とは、倫理と言い換えることができるのかな?まあ、感情や感傷などを排除した、客観的な判断とでもいうのかな?本作、1巻2巻では有名な『トロッコ問題』を引き合いに出して、ストーリーを進めている!
250人と3人、どちらの犠牲を出すかで倫理ゲームをする展開なんだけど、キチンと読んで考えさせるのが求められるのが本作の特徴ともいえる!単にゲーム漫画として読むには、テーマが深すぎる気がする!まあ、そこは緩くしている部分もあるんだけど、本作は好き嫌いが別れるというか、この手の考えさせる漫画は苦手と思う方も少なからずいそうな気がする!
個人的には、好き嫌いの判断ができかねる部分があるんだけど、こういったテーマを題材にしていることは評価に値すると思っている!ただ、それが”好き”という意味につながらない場合があるわけだけど!