【明日、私は誰かのカノジョ(1巻)感想】レンタル彼女として働く女の子のストーリー!幼少期のトラウマや顔の痣などもあり、心に闇を抱える雪の生きざまが哀しく痛い!

明日、私は誰かのカノジョ(1巻)感想(少しネタバレあり)
をのひなお

明日、私は誰かのカノジョ(1巻)感想

リアルにありそうなシチュエーションに思わず引き込まれたのが『明日、私は誰かのカノジョ(1巻)』という漫画!主人公は、大学生の雪!その雪が生活のために働くのが、レンタル彼女というお仕事!まあ、普通にレンタル彼女として、色んな男と疑似恋愛を楽しむ漫画かと思ったら、全然違っていた!最初から訳ありそうな感じで話が始まるので、つい見入ってしまった!

顔に包帯をした小学生の頃の雪と思われる子供が、将来の夢というテーマについて作文を書いているシーンから始まるわけ!そういえば、小学生の頃は、将来の夢とかについて作文とか書かせるよね!まあ、夢があるならいいけど、全員が夢を持っているわけじゃないからね!

特に雪の場合、顔に包帯までした訳ありな感じな状態で、まともに将来の夢なんて考えられなかったのは、容易に想像できる!

最初に過去の回想が少し入り、現実スタートが始まる!大学生の雪が荷物の配達で玄関に出ていくところからストーリーが進んでいく!化粧前だったこともあり、顔に痣っぽいものがあるね!自分も運送で働いていたことがあるので、何か懐かしい描写だったりする。

最初は、レンタル彼女として働く雪の日常を描いている。そして1巻でのメインとなる壮太が登場する!最初、壮太は雪に彼女のふりをして友人カップルとのWデートをすることになる。

この漫画の面白いのは、会話での感情のやり取りがリアルなところ!友人彼女の嫌味なところから、苦労知らずの壮太の話とか、ありそうなんだよね!また、レンタル彼女という仕事の”あるある”みたいなことも見え隠れしているのがイイ!

まあ、男なんて単純だから、可愛い女の子と一緒にいたら好きになっちゃうからね!壮太もその口だったりするわけ!でも、そもそも雪自体が苦労人なこともあり、まず価値観が合わないよね。幸せな環境で育ってきた人と雪は、全くといっていいほど価値観が合わなさすぎる!こればかりは、仮に壮太が努力しても埋められない深い溝だったりする。

特に自分の過去(母親のこととか)を嘘で塗り固めて壮太に語った雪に対して、壮太が『雪ちゃんってお母さん想いなんだね・・・』って部分は、哀しすぎるね。壮太は、哀れだし、まともに返してくる壮太に対して雪の虚しさみたいなものを感じてしまう。

雪との溝を感じながらも壮太が雪を1泊旅行に誘うのは、勇気なのか、分からなくなる。そもそも、そこで告白して付きあおうとしているのは明白だけど、2人の間にある溝は、そう簡単には埋まらない!この旅行での2人のやり取りも面白いね。

最後に雪が壮太をNGリストに入れていたけど、何か切ないよね!

相手の理想の女の子になってくれるレンタル彼女に恋をするのは、虚しさすら感じてしまう。ただ、この漫画は、純粋に面白いと思ってしまうね!