【離婚予定日(1巻)感想】新しいことをしたいから離婚したいって言い訳な気が!でも、こんなズボラな妻なら離婚したくなるかも!なら何で結婚したの?このズボラさが分からなかったの?
離婚予定日(1巻)感想(少しネタバレあり)
粕谷紀子
いろいろ考えさせられるのが『離婚予定日』です。3年後に離婚しようと夫に告げられ、自立しようとしたり、復縁させてみせようとしたり、悪戦苦闘する夫婦(秀行と早紀)を描いた物語!
まあ、いきなり離婚はお互い大変だろうからということで、3年後の今日に離婚しようと妻の早紀に告げる秀行!現在、秀行37歳、早紀32歳!3年後に離婚することに!
この先どうなるのかと思うけど、早紀が自立するために働きだしたことで、秀行も娘の面倒や家事などをするようになるわけ!その中で早紀の大変さなんかも分かってくるんだよね!でも、この2人は似た者同士なのかもしれない!しかも、どちらもワガママな気がする!
秀行って家事をきちんとこなすことを早紀に求めていたようだけど、でも専業主婦になることは求めていなかったのかなって感じの描写があるね!そもそも、秀行って家事関係を全然やらないよね!
それを全部妻に任せて、でも早紀に専業主婦を望んでいたわけではないという矛盾!どうして最初(子供が生まれる時)に、キチンと2人に話し合わなかったのかなって思う。
また早紀にしても、いい加減というわけじゃないけど、ズボラすぎるよね!家事とかあまりやっている感じじゃないし!性格は、どうかと思うけど、霧子の方がよっぽど主婦してるって気がする。
この『離婚予定日』って単に離婚を回避しようとする奮戦記のように見えるけど、実際に離婚してしまうし、しかも脇の甘さとか、いろいろ考えさせられることが多い!さらにPTAとかご近所付き合いとか、パートのこともそうだし、リアル生活にありがちなテーマを組み込んでいるから、この苦労よくわかるなんて共感する人も多いと思う!
結局、マンネリであろうとなかろうと、夫婦生活を維持する秘訣って、相手をどれだけ思いやれるかにかかっている気がする。相手の嫌なことは目に付くけど、自分のダメなところも相手が分かっている!それに対して、どれだけ互いを尊重できるかが大切なのかな?
自分の親も2回も離婚しているせいもあるけど、本作は凄く考えさせられる!そして、結構読み直しちゃうね!