【出たら地獄 養護施設の卒業生たち~美香の物語~(1巻)感想】高校卒業後は、シェアハウスに住んで奨学金で大学行って、キャンパスライフを楽しみたい女の子の前途が多難な感じ!
出たら地獄 養護施設の卒業生たち~美香の物語~(1巻)感想(少しネタバレあり)
榎本由美
じぃぶんサラッとしたストーリーだと思ったのが『出たら地獄 養護施設の卒業生たち~美香の物語~』です。主人公の美香は、養護施設で暮らす高校生。ただ高校卒業後は、養護施設を出なければならず、そのことで色々悩んでいるみたい!学校でも進路のことを考えるようにいわれた感じ!そこで、いつもお兄ちゃんと慕っている養護施設の職員の昌也に相談する。何かと美香のことを気にかけ、シェアハウスなども手配して、いい職員らしいけど、どうも裏の顔もあるみたい。
本作は、養護施設の卒業生たちをテーマにしているようだけど、主人公の美香がずいぶんお気楽に考えていそうで怖い!大学進学したいのは、分かるけど、その理由がキャンパスライフを楽しみたいからなんて、まあ本音なんだろうけど、なんか軽く考えているように思えてならない。
また、既に携帯電話は持っているようだけど、進学に合わせてスマホに変えたり、なんか簡単にお金を使うことに怖さを感じてしまう。そもそも奨学金で大学進学なんて、凄く大変だと思っちゃう。返すことを考えると、逆に怖い!それにシェアハウスの件にしても、なんか物事を安易に考えていそうで怖い。この先どんな不幸が訪れるのか怖すぎる!