【フードンビ(1巻)感想】某通販サイトの配送センターで起きた、突発性ゾンビ発症事件!逃げるためにゾンビに立ち向かうも、その活躍に嫉妬し、足を引っ張る男もいて面白い!
フードンビ(1巻)感想(少しネタバレあり)
栗原正尚
ゾンビ好きということもあり、読んでみたのが『フードンビ』です。まあ、ギャグ要素というか、今どきの超軽いゾンビ・サスペンスなストーリー!とある通販センターの倉庫で食べた弁当によって従業員がゾンビ化して襲われるという展開!そして、みんなで逃げるという展開なんだけど、正社員の芥山というのが、またクズで、主人公の柏木たちの足を引っ張ることばかりするわけ!そもそも芥山は、自分が正社員だからということで、バイトの柏木を見下し、自分だけが助かろうとするわけ!そしてバイトの水沢のことを気に入っているらしく、柏木が仲良くしているのが気に食わないわけ!
本作は、ゾンビたちが襲い掛かってきて、それらを仲間で撃退していくんだけど、その辺りの描写は、結構エグいわけ!ただ、それと同じようにクズも多くて、自分だけが助かろうとする連中もいたりして、ストーリーを面白くしている。クズの代表といえば正社員の芥山だけど、柏木と仲良くしている水沢も実はクズだったりする!彼氏のところに早く帰りたい一心で、柏木や須永を利用して陥れようとするわけ!正直、こういった裏切りとかクズの存在が本作を面白くしている!
ゾンビ作品なのでシリアスなんだけど、結構可愛いシリアスなんだよね!そこまで怖いとかというのは無くて、逆に面白いとなるわけ!
しかも本作の栗原正尚先生って『怨み屋本舗』を描いているんだよね!怖いよりも面白さがあるのは、そのいかなと思ったりもする!くだらない面白さがあるのがフードンビなんだよね!全2巻であっさり読めるのもイイね!