【チ。―地球の運動について―(1巻~2巻)感想】天動説が中心だった時代の名もなき偉人たちの天動説にまつわるストーリーに胸熱!面白さよりも興味深さが先行する作品だよね!
チ。―地球の運動について―(1巻~2巻)感想(少しネタバレあり)
魚豊
タイトルがイマイチだったので読まずにいたのが『チ。―地球の運動について―』です。でも実際に読んでみたら凄く面白い!ただ、どちらかというと面白さよりも興味深さの方が先行する作品ですね!その昔、地球が宇宙の中心(天動説)と考えられていた時代に、地球自体が動いている(天動説)と考えた人たちにまつわるストーリーの詰め合わせに興奮を覚えます。しかもストーリー自体に連続性があって凄く面白い!
地動説って当時は、宗教的に異端とされていたから、そのことを学んだり説いたりする人間は異端者として罰せられていたんだよね。その中で地動説を解き明かそうと、何世代モノ人たちが関わってくるわけ!本作は、そんな天動説を覆すべく、地動説に魅入られた名もなき偉人たちのストーリーの詰め合わせなんだよね!主人公は、異端審問官になるのかな?面白さはもちろんあるけど、興味深さが先行するのは、そんな時代背景のことがあるせいかもしれない。
かなり哲学的な面もあるけど、これは引き込まれる作品の1つといえる。まあ、子供向けというより大人になってから読むと、より面白さを感じる作品といえるかもしれない!