【違国日記(1巻)感想】姉の死により親戚間でたらい回しにされる遺児を見かねた妹!嫌いだった姉の子を引き取る妹!この奇妙な同居生活の行き先がどこに向かうのか気になる!

ヒューマンドラマ

違国日記(1巻)感想(少しネタバレあり)
ヤマシタトモコ

違国日記(1巻)感想

何か凄くアンニュイな雰囲気で物語が進んでいくのが『違国日記』です。最初読んだときは、遺児を引き取って同居生活をするってくらいにしか分からなかったけど、2回くらい読むと色々分かってくるね!そもそも主人公の高代槙生(少女小説家)が男なのか女なのか、最初分からなかったんだよね!中性的な雰囲気があって、男なのかと思ったほど!しかも、姉の遺児(朝)を引き取るけど、相当な姉嫌いだったようだし!無理して引き取ることも無かったのかもしれない。

ただ、親戚が集まる場で朝の今後について”たらい回しにされる”可能性がある中で引き取ることを決意したみたい!ただ、この槙生が人見知りで、人間付き合いが不器用なタイプらしいね!

読んでいて驚いたのは、槙生って結婚していたことがあるということ!既に離婚しているようだけど!元旦那(笠町くん)とは、そんなに悪い関係じゃない感じだね!まあ、純粋に槙生との生活が本当に合わなかったのかなって勘ぐってしまう!結婚していても、していなくても自分の存在が槙生にとっては、大した意味を持たないような感じ!とでもいうのかな?笠町くんは違うっぽいけど、槙生は笠町くんのことが好きなのかという感情が見えてこないんだよね!

なんか、ストーリーが淡々と進んでいくんだけど、何でこの漫画が気になっているかというと、自分と少しダブるところがあるから!自分も父が事故で入院したとき、誰が面倒を見るのか親族間でモメていたことを覚えているんだよね。自分は、生きていたらダメなんじゃないかと思うくらいに、悲観していた!まだ、小学校に入る前でもそれなりには感じるんだよね!

朝の場合、15歳でそんな状態でしょ!嫌でも多少は大人になりかけているから、人の嫌な部分というのを親族間の話し合いの席で感じてしまうはず!自分の性格も含めて、後先考えず朝を引き取ることにした槙生のは、敬意しかない!まあ、まさに相性が合うとか、合わないとか、そんなの全然関係ないところで、この2人の今後に目が離せない!

朝にしたら悪い子にしたら追い出されるという恐怖もあるだろうし、だからこそ自分を押し殺して生活するようなのも可哀そうすぎる!どう転んでも槙生の朝に対する対応が大事になってくる!

本作は、つまらないと思う人もいるだろうけど、自分と重なる部分がある人には、気になるテーマだと思う!