【恥じらう肌(1巻)感想】夫を愛しているから、他の男に抱かれるってのは、世の妻の声を代弁しているの?勝手に勘違いして自滅しているだけな気が・・・
恥じらう肌(1巻)感想(少しネタバレあり)
作:村生ミオ、画:優斗
こんな妻は嫌だなと思ってしまったのが『恥じらう肌』です。さすが村生ミオ先生って感じ!この手の不倫モノを描かせたら抜群に面白い!ストーリーとしては、愛する旦那(圭一)が若いキレイな女性(圭一の腹違いの妹の玲子)と一緒にいるところを偶然見てしまった妻(由香子)が、勝手に圭一の浮気と勘違いして、自分も浮気しちゃって、その浮気相手に弱みを握られた格好でズルズル悪夢が始まるって展開!まあ、由香子の勘違いなだけなんだけど・・・
そもそも新妻の由香子が何でこんなに心が弱いのって思ってしまう。確かに夫(圭一)の不倫を疑う気持ちもわかるんだけどね。
この漫画を読んでいると、友人夫婦の不倫騒動を思い出してしまう!疑い深い妻と、浮気する気なんて全然ない夫!仕事で女性と話しているだけで不倫を疑われるんだから、逆に旦那も疲れてくる!でも、旦那は浮気しないんだよね!結局、疑うことに疲れた妻が、浮気しちゃうわけ!何か似ている気が・・・
もっとチャンと話をすれば解決することなんだろうけど、それをしないんだよね!疑うだけで、自分で確認しないから妻は疲れて浮気に走っちゃう!本作の由香子も、まさにソレ!ちゃんと聞けばいいのに!でも、それができないのが夫婦なの?
この漫画の由香子を見ていると、申し訳ないのですがどうもイライラしてしまう・・・しかも由香子の友人の美也子のアドバイスも、『どうなの?』って感じ!まあ、あんな相談されたら『浮気してみたら!』と言いたくなる気もするけど・・・他人事だからって軽はずみすぎる!そもそも由香子の性格も分かっているだろうし、そんなこと言ったら由香子が浮気するのは必定のような気が・・・
些細なことで全てが変な方向に動いていくのが、『恥じらう肌』の面白い所かもしれない。