【ボーイズ・ラン・ザ・ライオット(1巻)感想】トランスジェンダーに悩む女の子(?)が主人公の本作!かなり興味深く読ませてもらって、この先が気になる!個人的に頑張ってほしいと願う1冊!
ボーイズ・ラン・ザ・ライオット(1巻)感想(少しネタバレあり)
学慶人
最初は、何の漫画かと思ったけど、これトランスジェンダーに悩む女の子(身体は女で心は男の高2の凌)が主人公なんだよね!トランスジェンダーをテーマにしている感じだけど、性同一性障害に悩む人の苦悩が凄く興味深く、また個人的に応援したくなる漫画だったりします!
そもそもトランスジェンダーという単語自体、よく理解できていないんだけど、要は生まれた時の身体的な性別が自身の性自認と違う人のことを指すみたいね!凌の場合は、身体は女で心は男というわけ!そして、上手く服装の話と絡み合って、凄くわかりやすく漫画化しているのがポイント!最初は、女の子なのに何でジャージで登校するのか分からなかったけど、こんな悩みがあるんだなというのが”新たな発見”でした!
本作は、自分の知らない世界が開けていく感じが凄く心地いい!ストーリー序盤から、留年組の迅が現れて、凌と一緒にブランドを作っていく展開に胸が熱くなってくる!
あと女の日向先生が凌のことを心配していた唯一の先生で、凄くイイね!『模範解答はツマラナイ!』なんて、何て斬新な教育をする先生なのかと思っちゃう!他の男性教師は、クズっぽいけど・・・
そして写真部の東堂だね!この辺りの連中を見ていると、高校の頃の生きにくさを、何とかしようともがいている姿が何とも懐かしいというか、心地いいと思ってしまう!自己表現する何かを求めているのかなって思ってしまう。自分が高校の頃も、何かに抗っていたような気もしなくはない!好きなことを好きとして行動していくのって難しいかもしれないけど、それこそ『恥知らずは最強』なのかなと思ってしまう!
ボーイズ・ラン・ザ・ライオットって漫画は、高校の頃の青臭さを思い出させてくれるね!個人的には、かなり応援している漫画の1つだったりする!