【ちいさいひと 青葉児童相談所物語(1巻)感想】リアルすぎる児童虐待のストーリーに涙!自身も虐待を受けていた新米・児童福祉司の奮闘記に目が離せない!
ちいさいひと 青葉児童相談所物語(1巻)感想(少しネタバレあり)
夾竹桃ジン、シナリオ:水野光博、取材・企画協力:小宮純一
児童虐待をテーマにし、涙なしに読めないのが『ちいさいひと 青葉児童相談所物語』です。もう心が締め付けられる思いで読んでしまいます。ストーリーは、自身も子供の頃に親から虐待された経験がある新米・児童福祉司の相川健太が奮闘する物語!本作って、かなり細かな取材とかしてそう!ストーリーが妙にリアルなんだよね!なお本作は、2015年の『読む人権 じんけんのほん いま読みたい じんけんマンガ50』という企画展があったんだけど、その1冊にも選ばれているようです。
親を思う健気な子供がいる反面、その子供をうっとうしく思う親の存在!でも、そんな親のことを憎まず、帰ってきてくれると信じて待ち続ける子供たちの姿に涙してしまいます。世の中、こんな親がいるのかと思うと心が締め付けられますね!
主人公の相川健太は、子供の頃に児童虐待にあっていて、その時に助けてきれたのが副所長の藤井さんなんだよね。なお、児童虐待だけじゃないけど、事故・災害といった苦難・苦境などから生き延びた人のことを”サバイバー”なんて言い方をするみたいね!
もう1巻からサスペンス調全開で、早く愛莉ちゃんや莉子ちゃんを助けてあげて欲しいと思っちゃう展開!しかし、この母親酷すぎるよね!さらに母親の親も酷い!娘に何にも言えないけど、自身も好き勝手やってきたのかな?児童福祉司が家庭訪問しても追い返しちゃうしね!まあ、あまり立ち入ったことはできないのこともあるけど、児童福祉司の大変さも分かるよね!
もう涙なしには、読めない作品だよ!数ある児童虐待モノの作品の中でも秀逸といえるね!