【母性の失落~無戸籍児童の消えゆく声(1巻)感想】これ実際に起こっていることなの?とても心が締め付けられる・・・でも、男はどいつもクズだよね?
母性の失落~無戸籍児童の消えゆく声(1巻)感想(少しネタバレあり)
さくらまこ
いま実際に起こっていることなのかなと思い、つい一気読みしてしまったのが『母性の失落~無戸籍児童の消えゆく声』です。心が痛むテーマですが、非常に読みやすく、また怖いもの見たさというのもあり読みふけってしまったほど!個人的には、難しいテーマに対して正面から取り組んでいるところが好感が持てます。
今の日本でもデータによるのですが、無戸籍児童が推定1万人なんて数字もあったりします。本作のスタートは、極度の依存症の女性が妻子持ちの男性と浮気していたところから!
その女性に妊娠が発覚するも、浮気相手の男性は一切認知しないと逆ギレ!堕ろせの連発で金も出さない!一緒にいてくれたら堕ろすと男性に伝えるも、男は一切無視!しまいには、女性を階段の上から蹴り落してしまう!
数年後、女が住む部屋の隣に1人の男性が引っ越してくる。どうも家庭内で親に手をあげてしまったことで家を追い出された様子!
しかも、ここまで出てきた男が2人ともクズ過ぎるというか、ダメすぎる!生活音丸聞こえのボロアパートに引っ越してきた男だけど、隣の部屋が気になる!だって窓の外までゴミ袋を出してあるんだもん!こんなとこに住んでいるのは、どんな人なのか気になる!
しかも、引っ越しの挨拶に行ったご近所の老人は、あの部屋に関わるなと言ってくるほど!しかしある日、隣の部屋に呼びかけてみたら一人の少女が顔を出してきた!そして一言『おなかすいた』と!
今の世、こんなことって実際にありそうで怖い!前住んでいたボロマンションでも、ベランダにゴミ袋をいっぱい出している部屋があったのを思いだした。その部屋の住人とは、フロアが違ったせいで5年住んで1回も合わなかったけど、どんな人が住んでいたのか今更気になる!もしかしたら無戸籍児童とかいたのかなと、ふと思い出してしまった!
これは、続きが気になる作品です。