【セカンド・マザー~特別養子縁組という選択~(1巻~2巻)感想】里親になるための覚悟ってあるんですね!不妊治療の限界を感じた44歳主人公(女性)の子供の親にるストーリーが泣ける!
セカンド・マザー~特別養子縁組という選択~(1巻~2巻)感想(少しネタバレあり)
あしだかおる
養子縁組の苦労とか大変さというのを改めて痛感したのが『セカンド・マザー~特別養子縁組という選択~』です。主人公は、44歳の律子!主人の協力もあり、8年間も不妊治療に励むも、子供を授かるに至らなかった。それでも母親になりたいという気持ちのの中で見つけた一縷の望みが里親募集の広告!そこで里親になるまでのストーリーを描いたのが本作!
まず、里親(特別養子縁組)について全く知識がなかったのですが、凄く大変なんですね。里親登録するにも面接とか色々あるし!しかも里親を希望する夫婦って、結構多いんですかね?また、里親にも色んな種類があることにビックリ!単に里親といっても周りの協力や理解も必要だしね!旦那さんも最初は、里親に対して否定的じゃないにせよ、協力的な感じじゃなかったよね。もちろん夫の母(姑)は、最初から否定的な考えだった。こんな逆境の中からのスタートだから、里親になる以前の問題から解決すべき事があるんだなって感じ!
しかも里親といっても、施設側もやたらめったら紹介するわけじゃなく、そこは精査して大丈夫そうな夫婦に声をかけるみたいね!実際に候補となる子供が決まっても、ゆっくりとその関係を深めていくような仕組みになっているみたいね。ここなちゃんが候補になって律子や夫と関係を深めていく姿は泣ける!
しかし、ここなちゃんの実の母や夫(アツシとナミ)は酷いね!アツシは論外だけど、ナミのような母親は許せない!
あだ、一番考えさせられたのは、井口さんのケースだね!裕奈ちゃんの里親になったはいいが、手を焼いている姿は痛々しい!もともと裕奈ちゃんは、両親に虐待されて育ってきた子供ということもあるけど、悪戯が過ぎる!里親やここなちゃんにもイジワルするくらいだからね!結局、最後は諦めてしまったけど、4組に1組は施設に戻されるらしく、どちらも救われない現実があるんだと思った。いろいろ考えさせられる作品だよね!