【レッド 1969~1972(1巻~2巻)感想】これ実際にあった事件をモデルにしたコミック!淡々と進んでいくストーリーなんだけど、引き込まれる!

ヒューマンドラマ

レッド 1969~1972(1巻~2巻)感想(少しネタバレあり)
山本直樹

レッド 1969~1972(1巻~2巻)感想

漫画で読むと淡々進んでいくストーリーなんだけど、とても引き込まれたのが『レッド』です。これ、連合赤軍とかあさま山荘事件とかをモデルにした作品だよね!

一応、シリーズとしては、

レッド 1969~1972(全8巻)
レッド 最後の60日 そしてあさま山荘へ(全4巻)
レッド 最終章 あさま山荘の10日間(全1巻)

の全13巻になる長編コミックといえます。

実際にあった事件をモデルにしているのですが、フィクションなんて書かれていたりします。まあ、フィクションの部分もあるんでしょうけど、作者も述べているように『基本的にはあったことほぼそのままを描いてこうとは思っています』とのこと。そのため事件関係者の証言をもとに描いているようです。

あさま山荘事件といえば、昔『突入せよ! あさま山荘事件』という映画と見たことがあり、この事件については興味がありました。そのためコミックを読んだときは、かなり細かく描いていることに興奮してしまったほど!ただ、名前などは、少し変えていたりします。下手に事件に対する予備知識などがあると『誰が誰?』ってなるので困ります。予備知識なしの方が意外と楽しめるかもしれません。

コミックを読み進めていくとわかるのですが、活動家(予備軍?)の中には高校生もいたりして、ちょっと驚きましたね!

この作品を読んでみて改めて思うのは、楽しいはずの大学生活が何で学生運動に走っていったのか?時代背景がそうだったからといえば簡単ですが、激動の時代を生きた学生たちの生きざまのつなのかなと思ったりします。これは、シリーズ全巻通して読んでみたいと思った作品です。

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