【マージナル・オペレーション(1巻~3巻)感想】民間軍事会社の戦術オペレーターが主人公の本作!少年兵、貧困、傭兵、読み進めていくうちにハマる面白さ!

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マージナル・オペレーション(1巻~3巻)感想(少しネタバレあり)
原作:芝村裕吏、漫画:キムラダイスケ

マージナル・オペレーション(1巻~3巻)感想

思わず全巻買いたくなったのが『マージナル・オペレーション』です。本作は、元ニートのアラタがヤケクソがてらに応募した求人に受かっちゃって、ニート暮らしとは全く縁のない軍事の世界に飛び込んだというストーリー!よくある異世界モノや近未来的な作品ではなく、今もどこかの地域でこんなことが行われているのかと思ってしまうほどのリアルさが売りともいえるほどの面白さ!

で、アラタが就いた職業というのが民間軍事会社の戦術オペレーター!何をするかというと、戦略ゲームとでもいうのかな?むかし『大戦略』とかいうゲームがあったでしょ!あれの超リアル版みたいな感じのお仕事!実際に戦術オペレーターって仕事あるの?

もともとアラタには、ニート時代に培った(というか、もともとゲームクリエイターの専門学校にいて、卒業しても仕事に就けなかったという経緯)戦闘オンラインゲームの経験もあって研修(13週(約3か月ちょい)もある!)では優秀な成績を収めるほど!しかし、実際に採用され、現地(タジキスタンの基地)に配属されて業務をこなす生活が始まる!

ただ、今までゲーム感覚でやっていたことが、実はリアルな戦闘だったことを知り、苦悩と呼ぶには言い尽くせないほどの苦しさを含んだ悩みに陥る!そこでしばらく業務に復帰できなくなるんだよね!

でも実際にゲーム感覚でしていたことが、実はリアルで人の生き死に直結する仕事って怖いよね!普通の感覚では、もう自分がどうにかなるんではないかと思ってしまう。要は、正常な感覚や生活ができなくなる!

そんなアラタを救ったのが、娼婦のシャウイー!最初の出会いは最悪だったけど、アラタに英語を教えることになって、アラタの荒んだ心に安らぎを与えることになっていくんだよね!で、しばらくして現場復帰して業務を再開するアラタ!この辺りまでが1巻!

2巻に突入すると、今度はメイン的な存在になっていく、少年兵やオマル(少年兵の面倒を見る戦闘員)などが登場してくるわけ!マージナル・オペレーションが面白くなるのって2巻からかもしれないね!1巻も面白いけど、登場人物が増えてくるのが2巻からだから!

で、あるオペレーションの時、アラタが必死になって少なった味方の兵士たちがいたんだけど、それが実は少年兵だったんだよね!アラタとしては、戦略オペレーターとして人の生き死に直結する仕事に就くことを克服はしたけど、まさか自分が守っていた人が子供とまでは思っていなかったんだよね!

オペレーション終了後にオマルやジブリールに感謝されるんだけど、ここで新たな葛藤が芽生えてしまったわけ!『実際に戦っているのが子供なんて絶対に変だろ!』ってことに!ただ、これにはオマルも同意見で、無言ながらアラタとは同じ価値観みたいなものがあることがせめてもの救いだったともいえる!

この辺りからアラタも単なる1オペレーターとしてではなく、いかに子供の生存率を上げるかについて上官に提案するようになるんだよね!この辺りのやり取りは、実社会でも通じるものがある感覚で、読んでいて嬉しくなる!そして採用された案というのが、近隣の村への訪問(友好関係を確立するため)なんだよね!ここでオマルや少年兵たちと行動を共にするようになるわけ!

迫真の展開になるところで2巻は、終わり!3巻はさらに面白くなるわけ!

近隣の村への訪問して帰るところ、いきなり襲撃されることになるんだよね。ここで4つある部隊の1つ(ジブリールがリーダを務める班)をアタラが面倒を見ることになり、アラタとジブリールの接点が増えていくことになる!何とか無事に全員を安全な場所に集める、元のキャンプ地に帰ることになる。

その後、大規模作戦の実施が近いこともあり、再度近隣の村(実はジブリールが育った村なんだよね)に行くことになる、アタラ・オマル・少年兵たち!その日は、祭りが行われていて、民族衣装に身を包んだジブリールが現れる!

ジブリールの父親からは、嫁になんてことをアラタに言うほど、好意的な感じで村との関係が作られていく!その一方で、村の総意とでもいうのかアラタ達の作戦とは別の作戦(復讐とでもいうべきかも!)の実施が始まることになるわけ!

そもそも、その作戦にアラタ達(少年兵を含む)を巻き込みたくなかった村の総意もあり、祭りに読んだ節があるんだよね!ここからは、もう大人に事情で展開が目まぐるしく進んでいく!

『マージナル・オペレーション』って1巻から3巻までが第一部っぽい構成になっているんだよね!4巻からは、少年兵を引き連れ、舞台が日本に移るから!まさか、アラタ達が民間軍事会社を裏切って村側について、最悪のシナリオを避け、相手の功績になるような上手な引き際を作っていく様は必見!そこまで村に尽くしたいと思うアラタの気持ちは、分かる!

だって、自分がゲーム感覚で戦略シミュレーションをしていたと思ったのが、その村での虐殺に加担していたわけだからね!その罪滅ぼし的な意味合いもあったんだと思う。それに村長の”復讐の意思”を理解できるし、村長もしたかったんだと思う。

さらに少年兵たちにも協力を申し出て、子供たち一同がそれに同意するわけ!この辺りは、胸が熱くなってくる!村での戦闘を終え、アラタ一行は日本に渡ることになるんだけど、この先の展開も面白くなると確信できるほど!

『マージナル・オペレーション』は、マジで面白いと思ってしまった!