【岳(1巻~3巻)感想】命を懸けた救助シーンに圧巻!決してキレイでイイ話ばかりではないんだけど、読むと前向きになれるのが本作の一番の魅力!
岳(1巻~3巻)感想(少しネタバレあり)
石塚真一
自分も山登りするので思わず読んでみたのが『岳』です。主に遭難者などの救助をメインにしたストーリー!もちろん登山ネタなので、人の『死』もあります。ただ、命がけの救助シーンは、圧巻!読み終わると前向きな気持ちになります。
主人公は、ボランティア救助隊員の島崎三歩!山岳救助の大変さってのが凄くわかる!救助するも亡くなってしまった人の家族に責められるシーンなどは、心が痛むね!家族に責められながらも、土下座して謝る場面などは、いろいろ考えさせられてしまう!ああいったことって実際にあるのかなと思ってしまう!救助ヘリで遭難者(遺体)を運ぶ時って、荷物扱いになるんだよね!頭では分かっていても家族にしたら納得できないことってあるよね!
特に遭難者の救助の場面で打ち切るケースとかあるけど、そんな難しそうなシチュエーションもキチンと描いているのが好感が持てる!キレイ事ではないリアルな世界が描かれているので、かなり気に入っている作品の1つです。