【君に愛されて痛かった(1巻)感想】イジメ経験がある方なら、かなえの気持ちがわかるかも!他人の顔色ばかりうかがい、合わせたくないのに他人と合わせたり!そして心が壊れていく!?痛々しい・・・
君に愛されて痛かった(1巻)感想(少しネタバレあり)
知るかバカうどん
しばらく休載してしまうのが残念なのが『君に愛されて痛かった』です。中学時代のイジメのトラウマから、他人の顔色ばかりうかがい、しかも合わせたくもないのに他人と合わせたりして、息苦しさを感じている女の子(かなえ)のストーリー!なんか、人間の本質ってのを描けているんじゃないかなって思う!
これね、自身も小学生のころイジメられていた経験があるせいか、すごく共感しながらも痛々しく読ませてもらったというのが本音!他人に必要とされていたいとか、相手(友達だよね!)に嫌われないようにするなために無理して合わせたりとか、なんか昔の自分を見ている気がしてならない。しかも、どんどん引き込まれていって、早く再開してほしいと思う作品の1つだったりします。
イジメられた経験があると、もう自分に自信が持てなくなるんだよね!せっかく新しくできた友達に対しても、嫌われたく一心で、周りに合わせたり、顔色をうかがったりしてしまう。
かなえの場合、援●で承認欲求を満たすなんて、間違った方向に行ってるのが痛々しいね!見ず知らずの人に同調してもらうってのは、いろいろ考えさせられる。特に、かなえの繊細な心理描写が抜群に優れている。リアルにいたら絶対に面倒くさいタイプなんだけど、それでもそんな女の子にも幸せになって欲しいと切に願ってしまう。
1巻の最初にラスト(?)の展開が描かれているんだけど、どんな過程を経てこうなったのかを楽しみにしています。イジメられていたからこそ、人の親切心や愛に飢えていったんだろうね!いろいろ賛否の多い作品で、かなえに感情移入できないとかの感想も多いんだけど、個人的には好きです。人間の弱さというのか、人に知られたくない繊細な部分ってのを、描いているところがイイですね!