【二月の勝者 ー絶対合格の教室ー(1巻~3巻)感想】中学受験をテーマにした本作!『小学生のうちから勉強漬けなんて!』と思っていたけど・・・いろいろ考えさせられる作品です!
二月の勝者 ー絶対合格の教室ー(1巻~3巻)感想(少しネタバレあり)
高瀬志帆
最初は、内容も知らなかったので”つまらなそう!”と思って試しに読んでみたら、思っていた以上に興味深く、また自分の今までの価値観や考えをひっくり返すほどの衝撃を受けたのが『二月の勝者 ー絶対合格の教室ー』という漫画です。これ、中学受験をテーマにした作品!自身も塾に通っていたことはありますが、本作のような”キチンとした塾”ではなく、学校の教科書の予習・復習みたいなことをするような、ゆるい塾でした。なので、本作のようなキチンとした塾ってどんなものなのか、正直知らなかったわけです。
でも、今どきの進学塾って、こんな感じなんですか?学力順に席やクラスが分けられ、その学力に見合った授業をしていくのって当たり前なんかもしれませんね!正直、自分もそんな環境下で学んでみたかったという気持ちもあったりします。
特に本作の場合、中学受験をテーマにしているので『小学校のうちから受験勉強なんて、どうなの?』って気持ちがありました。ただ、読み進めていくと、確かに有効かも思えることもあるんですよね!
例えば、1巻でサッカー少年の祐星くんのケースなんか良いケースかもね!
『凡人にこそ中学受験』
仮にセールストークだったとしても、この言葉は、自身で納得する反面、親の立場なら”小学生の時くらい好きなことやらせたい!”って気持ちも痛いほどわかる!
そして、2巻の武田夫婦の会話だよね!特にお母さんが、
『子供に『課金』して、クソ強いキャラに育てよーとして何が悪い。』
ってセリフは、心に来るね!確かにそうだよね!好む、好まざるってのはあるけど、学力付けてイイ学校に入れた方が後々の選択肢が増えるからね!低学力のままだと仕事も選べなくなるし!本作は、考えさせられるエピソードが豊富なんだよね!お金の問題や、塾講師の悩みとか、色んなことを垣間見ることができる!これは、小さな子供がいる親御さんが読むと、いろんな考えが変わるかもしれないよね!最近のイチオシ作品です!