【光とともに…~自閉症児を抱えて~(1巻)感想】自閉症をテーマにした本作!涙なしに読めないストーリー!自閉症のことを細かく丁寧に描いているよね!

ヒューマンドラマ

光とともに…~自閉症児を抱えて~(1巻)感想(少しネタバレあり)
戸部けいこ

光とともに…~自閉症児を抱えて~(1巻)感想

自閉症をテーマにし、自閉症への理解を一層深くするのに役立っているのが『光とともに…~自閉症児を抱えて~』という漫画です。これ、かなり細かな取材をもとに自閉症について描いているのがポイント!主人公である光くんが生まれた時から描いているので、母親の幸子や、父・雅人の生活の内容まで描かれている!

もともと雅人が仕事ができる出世頭ということもあり、仕事一筋なんだよね!子育て全般は、幸子に任せられているわけ。1歳半検診で光が音に反応してくれないことに”耳が聞こえない”ようなので、専門医に診てもらった結果、自閉症の可能性を指摘されるんだよね!ママと呼んでくれないとか、ママの目(顔)を見てくれないとか、変わった様子なんだよね!

でも、もし子供が自閉症かもしれないなんて、誰に相談したらいいのって感じだよね!仕事一筋で子供の育児をしない夫と、その夫の肩を持つ姑!味方なんて誰もいないよね!ママ友に相談できるわけでもないし!しかも、最初は専門医に通院すらしなかったしね!自分の子供が”まさかそんなはずない!”と思いたい気持ちがあるんだよね!

でも雅人が仕事の過労で倒れてからは、一緒に育児するようになってよかったよね!やっぱり、障害を持つ子供の育児って、父母が協力しないとね!特に本作では、障害を持つ親の苦労というのが凄くリアルに描かれている。健常者から見たら、障害を持つ子供が起こした迷惑なんて、子供のしつけがなってないとか親の責任なんて言われてしまうけど、それだけで片付けられることではないよね。周り(これは大人だよね!)からしたら、”変な子”で片付けられる!

特に幼稚園探しや幼稚園でのエピソードは、胸が締め付けられるね。1人だけ違う色の帽子で、みんなが中に入っているのに1人だけ外でほったらかしなんて、見ている方が心が痛む!ゴンドラで助けられた時のエピソードもね!

もう、本作は心が締め付けられる思いで読んでしまいます。

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