【だいすき!!~ゆずの子育て日記~(1巻)感想】軽度の知的障害がある26歳の女性が主人公の本作!親の苦悩、その子供の出産や子育てなど、難しいテーマに色々考えさせられる!

ヒューマンドラマ

だいすき!!~ゆずの子育て日記~(1巻)感想(少しネタバレあり)
愛本みずほ

だいすき!!~ゆずの子育て日記~(1巻)感想

ずいぶん難しいテーマに取り組んでいるなと思ったのが『だいすき!!~ゆずの子育て日記~』です。主人公は、知的障害者専門の職場で働いている軽度の知的障害がある26歳の柚子(女性)。ストーリーとしては、柚子が職場の同僚(草介)との間に子供をつくってしまい、出産・子育てをしていくという感じの展開!ただ、夫の草介は、交通事故で亡くなってしまうわけ。しかも、草介が亡くなった後に柚子の妊娠が発覚し、出産するか・しないかを家族で話し合うことになる。

もう、最初から凄い展開なんだけど、普通なら出産に反対してしまうよね。ただ、本作を読み進めると、何か複雑な思いがあったりする。医師が言った知的障害があってもカラダは大人の女性って言葉は、胸に突き刺さるよね!柚子を育てた母にしたら、出産に反対してしまうのも無理はない。まあ、最後は応援する形でOKを出すわけだけど!

この作品は、色んなことを考えさせられるね。他の方の感想を見ても、それを感じ取ることができる。また、たぶん健常者と思われる方は、いろいろ勉強になるとか、前向きな感想を持つ方が多い気がする。ただ、実際に知的障害者と関わる仕事をされている方などは、キレイ事などと、現実はこんなに甘くないと思わせるような感想を持つ方もいたりする。多分この意見がリアルなのかなと思ったりする。

個人的に興味深かったのは、本作の主人公と似たような障害のある方からの感想ですね。確かにキレイすぎる部分はあるにせよ、障害者の”デキルこと”が何なのかを見て欲しいというようなことを書いている方がいましたね。たぶん、健常者からすると知的障害者って、その症状の重い・軽いを一緒にして考えてしまいがち!知的障害の程度により”デキルこと”もある(差もあるのですが・・・)ことを分かってもらいたいとの想いを感じますね。

健常者にとっては、かなり偏見があるのも事実なのかもしれません。たとえキレイごとだったとしても、本作はその偏見を取り除く手助けになるのかなと思ったりします。