【これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~(1巻~2巻)感想】自分の営業マン時代を思い出す面白さ!しかもビジネス漫画としても秀逸なストーリーに引き込まれる!
これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~(1巻~2巻)感想(少しネタバレあり)
原作:青木祐子漫画:森こさち
想像のはるか上を行く面白さだったのが『これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~』です。これ自分が営業マン時代を思い出させてくれます!自分の経理担当がまさに森若みたいな女性だったので、凄く引き込まれました!しかも本作、一応ラブコメ要素もあるよね!そして何よりもビジネス漫画としての秀逸なストーリーに引き込まれる!これ実際に自身で大手メーカーなどの経理経験が無いと書けない内容だよね!本当に本作と同じようなことがあるのが、経理という仕事だから!特に秘書課のマリナみたいな横柄なのって本当にいるからね!
また、本作で特に気に入っているのは、多少の横領とかのストーリーもあるんだけど、概ね結構イイ話だったりすることも多いということ!経理という数字とにらめっこする仕事の中でも、わかることってあるからね!その辺りの謎解き具合がとってもイイ!しかも、イイ人が多いわけ!まあ、中には、秘書課のマリナとか、広報の織子とかクセモノもいるんだけど!
特に共感できる部分としては、
『大体の社員は入社するとすこしずつズルくなっていき、
3年か4年で「その人なりの要領(ズル)」が完成する』
本当にコレなの!ここでいう『大体の社員』って営業職は特にそうなんだけど、その他の部署も同じなんだよね!研究開発系や広報、秘書などなど!みんな要領を覚えて、上手くズル(OKな抜け道を作るのが上手くなる)するわけ!けど、経理をしていると数字の違和感って嫌でも気が付くんだよね!その辺のジレンマなんかもあったりする!
本作は、経理という仕事をする女の子の苦悩に満ちていながらも、楽しくOLライフを過ごしていくようなテイストに仕上がっているね!ただこの作品って少女漫画に分類されることが多いけど、内容の良さも含めて、ちょっともったいない気がしてなりません!コレかなりの良作です!