【スクール人魚(1巻)感想】深夜の学校に現れる人魚の肉を食うと、恋が叶うというウワサ!その噂を信じる少女たちの熱き友情のストーリーかと思ったら、女の友情の裏切りに興奮なスクールホラー漫画!
スクール人魚(1巻)感想(少しネタバレあり)
吉富昭仁
変わったタイトルが気になって読んでみたのが『スクール人魚』です。学校に古くからある噂!夜中に学校に人魚が現れ、その人魚の肉を食べると恋が叶うというウワサ!少女2人が深夜の学校に忍び込んで、ひっそりと人魚狩りをして自分の恋をかなえるというストーリー!でも、恋が絡むと女の友情なんて脆く儚い!そこには、打算・裏切りなど、自分の欲望を満たすために友人を裏切り、罠に嵌める浅ましさも!
しかも人魚というのが、スクール水着を着た女の子!まあ。ホラー展開ではあるけど、ビジュアル的にはホラー要素が薄いというのが本音!
1つのストーリーがだいたい3話で完結していく読みやすさと、女の友情や裏切りなど、いろんなパターンがあって面白い!しかも、バイオレンス要素満載!スク水少女が人魚だけど!
包丁、バール、ナイフなどなど、普通の女の子がそんな凶器を持って、時に人魚、そして時に親友(と思っていた友達)と戦う!そこには、生き残るための大ドンデンもあったりして、読んでて面白くなる!
ただ、この漫画の一番のウリは、好きな人と結ばれるために人魚の肉を食うというより、その目的のために繰り広げられる女の友情の裏切りっぷり!実は、これが一番の面白さかもしれない!恋が絡むと女の友情なんて、あって無いようなもの!だから面白いわけ!