【白異本(1巻)感想】怖い話の短編集詰め合わせ!よくありそうな話なんだけど、創作にしては妙にリアリティがあって怖い!調べてみたら実話らしいね!
白異本(1巻)感想(少しネタバレあり)
原作:外薗昌也、作画:高港基資
最近お気に入りのコミックホラーといえば、『白異本』かもしれない。まず、漫画の表紙が妙に怖い!1巻の表紙なんて、顔に釘が刺さった男がハンマー(金槌)を持って笑っている感じの画!『何かこれヤバそう!』っていう怖さがありますよね!
ストーリーの展開は、外薗さんがスーツ姿の男性に怖い奇妙な話を聞かせる展開です。原作者の外薗昌也先生が怖い話を集めるのに、色んなところに行って取材したんだろうね!そう考えると、これらの話は全部実話なのかなと思ってしまう。多少脚色があるとしても、コレは妙にリアリティある怖さがある!
気になる1巻の最初の話は、『黒い数珠』という話ですが、これがまた世の中の理不尽さというか、不平等さを感じずにはいられない話!外薗さんのイトコのゆうちゃんが友人に車を売った話ですが、何か訳ありそうな雰囲気ある女性!幸薄そうに見えるのに、実際はその逆なんだよね!まあ、霊能者とかも出てきて、高そうな数珠なんか買っちゃったりしてるけど、コイツらに天罰が落ちないかなと思ってしまう!
本作を読んでいると、怖い話って世の中の理不尽と妙に関係しているのかなと思ってしまうこと!純粋なホラーとしての怖さと、世の中の理不尽さがミックスしている!『黒い数珠』なんて、その典型だもんね!本作は、続きが気になって仕方がない!