【透明なゆりかご 産婦人科医院看護師見習い日記(1巻)感想】生まれてくる命にまつわる心温まるストーリー!イイ話だけではないが、産婦人科を通じてのヒューマンドラマが泣ける!
透明なゆりかご 産婦人科医院看護師見習い日記(1巻)感想(少しネタバレあり)
沖田×華
産婦人科を通じてのヒューマンドラマって感じなのが『透明なゆりかご 産婦人科医院看護師見習い日記』です。産婦人科モノ漫画といえば、”いのちの器”があるけど、それよりも”もっと”コミカライズした漫画になっている。ただ、内容については”いのちの器”同様に産婦人科にやってくる人たちのヒューマンドラマになっている。
ただ驚いたのは、1巻最初に中絶の話があったことだね。確かに産婦人科では、出産などを扱うけど、中絶もあるんだよね!じゃあ、中絶した後ってどうなるのか全く知らなかったわけ。こんなことをやっているんだなって初めて知った。でも、やってくる業者って、どんなことをやってる業者なのかな?
本作のストーリーは、准看護学科のある高校に通う高校3年生が産婦人科医院でバイトをするというもの!そもそも産婦人科で高校生がバイトできるかって感じだけど、これ作者の実体験がベースになっているそうですね。妙にリアルなストーリーなのは、そのせいかもしれません。絵柄が可愛いのですが、内容については凄くリアル!そして涙あり、苦労やシリアスな展開などもあるわけです。中絶胎児たちの命についてのリアルなストーリーは、実体験あっての事なんですね!
でも、幼児の窒息死の5割は、添い寝中なんて話は、凄く哀しくなってしまう。捨て子の話とか訳あり妊婦の出産、再婚相手からの性的虐待とか、哀しい話も少なくないのですが、ミカちゃんの話とか涙しちゃう話も多いんですよね!やっぱ、産婦人科モノの作品は、涙無くしては読めない!本作も間違いなく良作だね!