【椿町ロンリープラネット(1巻~3巻)感想】このフワフワ感満載なラブコメがイイ!親の借金とか重たい部分あるけど、ふみのひたむきさと暁の不器用ながらふみを大切にしている感じがイイ!
椿町ロンリープラネット(1巻~3巻)感想(少しネタバレあり)
川端志季
ラブコメは、あんまり好きじゃないはずなんだけど、思わず良いなって思ったのが『椿町ロンリープラネット』です。この温かさというか、思いやりさってのが凄くイイ!ストーリーは、親の借金のため住み込みの家政婦をすることになった主人公(女子高生)大野ふみと、同居人の小説家・木曳野暁との間の恋の物語って感じの展開!親の借金で住む家も失って、住み込みなんて、重たいのもあるんだけど、基本的にギャグテイストあるラブコメなんだよね!他人にあまり関心を持たない感じの暁だけど、ふみと同居することになって、今まで気にしてこなかった感情みたいなものが芽生えてきたりして、ふみに普通に接しているつもりだけど、ふみにしてはドキッとしちゃうことばかりで、まさに恋する5秒前って感じなのがイイ!
まあ途中で暁のことを狙っていると思われる桂木さんとか出てくるけど、暁にしたら仕事で関わりのある人程度にしか思われていなかったり、少し可哀そうだったりもする。3巻くらいまで読むと、ふみ自身が暁への恋心を自覚してくるんだけど、それまでの感情の起伏が見ていて心地よかったりする。落ち込むたびに何気ない暁のフォローがあって、逆にドキドキしちゃうふみが可愛い!
また本作は、画がキレイでイイよね!イケメンの描き方とか凄く上手いと思っちゃう。ふみの感情の浮き沈みが読んでいて心地いいのもイイ!沈むと暁の何気ない言葉や行動があったりして、これがスパイスになっている。
最初は、少女漫画のラブコメはイマイチ苦手かもと思ったけど、コレは間違いなく良作といえるラブコメ!読んでいて心地いいラブコメに出会えたと思ったね!