【異常死体解剖ファイル(1巻)感想】思わず見入ってしまった!いわゆる事件簿的なストーリーなんだけど、解剖の観点から紐解いていく手法に脱帽!ちょっとホラー入ってるのもイイね!
異常死体解剖ファイル(1巻)感想(少しネタバレあり)
原作:月桜しおり、漫画:石川オレオ
正直、この手の漫画は難しそうなのと、とっつきにくさがあるので避けてきたんだけど試しに読んでみたのが『異常死体解剖ファイル』です。正直、引き込まれる面白さ!しかも本作は思っていた以上に人気がなく、また評価も低めがちなのが非常に残念に思ってしまったほど!本作は、遺体の声が聞こえるという特異体質の持ち主、法医学者の染井沙代里が持ち込まれた遺体の声を聴きながら、その最後を紐解いていくというストーリー!しかも、事件性のあるものもあり、事件簿的な展開なのも面白さを増している!
また、沙代里が仕事柄なのか、性格的な問題からなのか人付き合いが苦手というのも、本作をミステリアスにしている!そして、教授の孫(圭介)を解剖実習として立ち会わせることになり、ストーリーが進んでいく!しかも最初、沙代里が圭介を試すようなことをするんだけど、チャラ男そうに見えて圭介が素直な性格で、しかも沙代里の特異体質をリスペクトしているのも好感が持てる!まあ、チャラ男といえば、竹本刑事の方がチャラ男かもしれない!
で、この竹本刑事が持ち込んだ妙な死体を解剖していくことになり、事件の真相なりに迫っていくんだけど、コレが今どきのホラーも入っていて、凄く引き込まれるわけ!本作は、もっと多くの人に読んで欲しいなと思ってしまった!