【リベンジH(1巻~2巻)感想】中学時代に自分をイジメてきた相手に復讐していく漫画が妙に熱い!女同士の陰湿なイジメに対して、色香を使って相手の家庭を潰していく秘芽子の狂気が凄すぎる!夫婦の息苦しさとか妙にリアルで引き込まれる!
リベンジH(1巻~2巻)感想(少しネタバレあり)
仙道ますみ
主人公の鈴音秘芽子が中学時代にイジメられてきた相手に復讐していくストーリーが『リベンジH』です。かつて自分をイジメていた相手は、みんな結婚して幸せな家庭を築いている!そんな相手の家庭を潰して復讐してく展開が妙に熱かったりします!やっぱり、個人的にはイジメの復讐系ストーリーは、自分もイジメられてきた経験があるせいか、清々しく読めてしまう!
まあ、秘芽子の復讐って、お色気作戦で復讐相手の旦那を誘惑して自分に惚れさせて、その家庭を潰していくってスタイルが多い!そのせいか、不快感とかあまりないんですよね!復讐相手の家庭の事情も妙にリアルだったりして、興味津々に読み進めてしまう!不快感が無いのは、秘芽子のイジメられ方が酷いせいかもしれない!妙な爽快感みたいなものもあったりする!
また、復讐といってもドロドロした陰湿さが無いのも読みやすいポイントの1つといえる!復讐相手1人に対して2話から3話で復讐を完結するから、読み進められやすいのもポイント!また、単調になりがちな復讐方法もバリエーションに富んでいるので面白い!長く続けると飽きてしまいがちなんだけど、本作に限ってはそんなことはないね!
ドロドロ復讐劇が好きな方には、不向きかもしれないけど、ライトな復讐劇が好きな方にはおすすめ!絵がキレイだから読みやすいんだよね!
特に2巻からは、復讐相手の旦那さんが感じている夫婦生活の息苦しさとかも描かれていて、さらに引き込まれる!個人的に好きなのが、仁科奈都から相場蓉子にかけての復讐だね!かつて寝取った相手を逆に寝取られて、結局別れたことで復讐相手の家庭を潰しちゃぅのは、圧巻!
相場蓉子への復讐なんか、蓉子を焚き付けて、何かと蓉子に張り合ってくる美恵の旦那を寝取らせて、コンボで復讐しちゃう展開!逆ギレした美恵が、役所(蓉子の旦那の職場)で寝取られたことを大声でバラしちゃって、まさに修羅場展開!でも、美恵は復讐対象だったのか気になるけど・・・
秘芽子って響子に対する復讐には、気乗りしなかったみたいだけど、その背景には響子の複雑な家庭環境があったわけだし!でも、響子が不倫相手に対して抱いていた感情が悪意のほうに揺れていく様は、狂気すら感じる!
秘芽子と響子は、程度の差こそあれ、イジメられていたことに関しては、複雑な想いを抱くようになっていたのかもしれない!2巻は、人間ドラマを垣間見ることができる!この先も面白そう!