【恐之本(1巻)感想】ジャパニーズホラーの定番ともいえる内容!短編集の詰め合わせだから、どこから読んでも楽しめる!幽霊、怪奇現象などなど、怖いもの好きにオススメ!
恐之本(1巻)感想(少しネタバレあり)
高港基資
ホラー漫画の中でも特に気にいっているのが『恐之本』です。これ読者の体験談をもとに創られたという訳ではないみたいね!創作ホラーといったところ!ただ、日常生活に密着した内容になっているので、『ひょっとしたら自分の身の回りでも、こんなことが起こってるかもしれない!』というような感想を持ってしまう。また、創作ホラーと思いながら読んでも、実際にありそうなことなので、どうも実際にあった似たような話を脚色しているのかなと思ってしまう。そのくらいスムーズに読めちゃうんだよね!身近なことをテーマにしているので、感情移入しやすいのもある!まあ、夏の夜中に1人で読みたくないかもしれないが・・・
また、青年漫画風の作画もイイね!ホラーや恐怖モノに合っている。特に1巻の『閉ざされた窓』なんか、妙に実家と重なる部分が多くて、笑えない!自身の実家も1ヶ所、窓を塞いでいるところがあるからね!妙に怖くなってしまう。日常生活に即した内容になっているので、あながち創作ホラーでもないのかなと思ってしまう部分が結構多い!
怖い系の漫画は、結構読んでいるけど、本作は妙に”ありえなさそうな怖い話”ではなく、”実際にありそうな怖い話”になっているのがポイント!想像しやすいから、自分も”ひょっとしたらこんな体験することがあるかも!”なんて思わせるわけ!怖い話が好きな人におすすめな1冊!