【クダンノゴトシ(1巻)感想】サークル仲間との卒業旅行の帰りに人面牛を轢いてしまったことで、つぎつぎ襲い掛かる仲間の死!これ怖すぎ面白い!
クダンノゴトシ(1巻)感想(少しネタバレあり)
渡辺潤
クダンノゴトシの作者といえば、三億円事件奇モンタージュでお馴染みの渡辺潤さんです。三億円事件奇モンタージュが何でこんなにもストーリー仕立てにできるのかと思うほどの出来ばえで、個人的にハマっている作者さんだったりします。
クダンノゴトシは、三億円事件奇モンタージュとは全く毛色の違うホラーになっています。ですが、すごく面白くて怖い!
サークル仲間と車で伊豆旅行に行った帰り道、道に迷って彷徨って走っていたら何かを轢いてしまったことから物語がスタートする!最初は、人でも轢いたのかと思ったら、牛だったわけ!まあ、普通の牛なんだろうなと思ったら、これが人間の顔をした牛!人面牛だったわけ!この辺りからホラー感を感じてきます!
しかも、轢かれた人面牛何かを喋っていて、あまりの気味の悪さに仲間でその人面牛を殺してしまうんだよね!一同、その日はそのまま帰るわけだけど、サークル仲間の中で唯一内定が無い光は、人生に絶望しているのか、命を絶とうとしてしまう!するとその時、旅行帰りに殺してしまった牛が出てきて、
『自ラノ死ハ・・認メ・・ナイ・・・』
と呟くわけ!
こんなことあったら超怖いよね!
そして仲間に降りかかる余命宣告!最初の牛は、誰の顔だったの?誰が関係しているのか、もうワクワクしてしまう、怖さと面白さ!ジャパニーズホラーって感じの構成が最高です!これは続きが気になる!