【インゴシマ(1巻)感想】楽しい修学旅行のはずが、嵐で無人島(?)に漂着!極限状態の中で道徳が吹っ飛んだ生き残った高校生達の末路は!パニックホラーサバイバルが面白い!
インゴシマ(1巻)感想(少しネタバレあり)
原案:天下雌子、漫画:田中克樹
純粋にこの手のサバイバル系が好きだなって思えるのが『インゴシマ』です。船旅での修学旅行、途中で嵐に会い、流れ着いた無人島(?)でのパニックホラーサバイバル!多少、エログロありなんですが、やっぱりサバイバル好きなら読んでおきたい作品の1つだったりします!
突然の嵐で何とか無人島らしき場所に漂着した啓太!そして、そばに気を失ってた葵!人工呼吸で葵を助けようとする啓太だが、どうも無理っぽい!そこで、AEDで電気ショックを与えることを考える啓太!葵って、また啓太に助けられたらしいけど、昔も助けられたのかな?この辺りはもう少し話が進むとわかってくるのかな?でも、嵐で船が沈没して、運よく無人島に流れ着いたなんてことを考えると、怖いよね!普通なら、気が狂いそうになるよね!そもそも船が沈没って時点で、もう終わりだと思ってしまうのが普通だよ!
その後、次々とクラスメイト達や先生たちと合流するが、若林先生が先に救助した生徒たちが、いきなり居なくなっているわけ!そこに現れたのが、仮面(?)を被った怪物(?)たち!折角、葵を助けたのに、今度はさらわれてしまったわけ!
『インゴシマ』が面白くなるのが、ここからなんだよね!ここまでは単なるサバイバルモノだけど、この後はホラー要素も加味されてくる!普通のサバイバルだと、生きるために自然と戦う系の展開になるけど、『インゴシマ』は全然違う!化け物が出てくる時点で、面白いと思ってしまう!
しかも、『インゴシマ』の面白さは、極限状態の中に置かれた人間の絶望や諦め、そして道徳なんか吹っ飛んでしまった行動などを描いている点!キレイごとじゃないサバイバルホラーになっているところが面白い!極限状態での人の在り方なんかを知ることができるのが面白い!
しかも残酷なシーンとかも結構多いからね!まあ、生徒会長の甲斐谷は、いまいち信用できない顔つきなこともあるけど、コイツの屑っぷりも必見かもしれない!この先、期待の作品です!