【髑髏は闇夜に動き出す セカンドシーズン(1巻)感想】家族を失った男が復讐鬼となり立ち上がる!家では居場所がないお父さんが切なすぎる!
髑髏は闇夜に動き出す セカンドシーズン(1巻)感想(少しネタバレあり)
TETSUO
前作が思いのほかよかったので、迷わず読んだのが『髑髏は闇夜に動き出す セカンドシーズン』です。前作もそうだけど、切なすぎるお父さんが何とも言えず、見入ってしまう。居場所のなさを感じているところなんか、どこか自分と重なる部分があるためか?
特に娘と父親の微妙な距離感が、切なくなってくる。思春期の娘ってこんな感じなのかもしれない!スーパーに買い物をしに行った娘が、別の学校の意地悪そうな学生(女)に飴玉をリュックに入れられ、店員から万引きの疑いをかけられてしまう。
母親から父親に連絡が来て、娘が万引きしたから迎えに行ってほしいといわれ、すぐに向かう父親!父親がスーパーに到着すると、娘の言い分も聞かずに店員に頭を下げて謝りだす!
帰り道で娘が誰かがバックに入れたといっても、父親はあの場所では謝っておくほうがいいからと、とりつくろう余地もない!このやり取りは、切なくなってくるよね。問題を大きくしたくない父親と、やっていない万引きを認めるような行動をとる父親が許せない娘といったところかな?せめて自分の言い分も聞いて欲しかったんだろうね!
何でも謝れば済むと思っている父親ってのは、子供にしたら凄く悲しい気持ちになる!かに、父親の言い分もわかるけど、最初は娘の言い分を聞いてあげたいよね!しかもスーパーの店員なんか、絶対に万引きしたと思っているからね!余計に娘が可哀想になってくる!こんな光景は、本当に報われない・・・
そして川にBBQに行って家族全員(母、娘、息子)を殺されてしまうわけ。このナイフを持った男は、クズだよね!娘が刺される瞬間を見ていた父親は、復讐の鬼と化して犯人たちを追い詰めていくんだよね!
この情けないくらいのお父さんの復讐劇に目が離せない!どうも『いぬやしき(奥浩哉)』もそうなんだけど、情けないお父さんのバトル系の作品が好きだったりします。