【髑髏は闇夜に動き出す(1巻)感想】余命宣告されたお爺ちゃん!天涯孤独の身に新しい家族が!でも、その家族を失い復讐の鬼と化す!哀しいほど家族愛を望んだ男のストーリーに胸熱!
髑髏は闇夜に動き出す(1巻)感想(少しネタバレあり)
TETSUO
表紙が怖い感じだったので、ちょっと気になって読んでみたのが『髑髏は闇夜に動き出す』です。表紙と中身が全く違っていて、ちょっと驚き!でも、この漫画は、好き!身寄りのない老人の家の隣に引っ越してきた幸せそうな家庭!ふとしたことで、その家族の愛に触れることで、乾ききった心に潤いが・・・!でも、このお爺ちゃん、余命宣告されているんだよね!そういえば、父も闘病前に余命宣告されていたけど、あの時の気持ちってどうなのかなと、今さらながら考えさせられる!
この漫画の一番の見どころは、天涯孤独の老人の切なさだよね!これが何とも言えないわけ!でも、かりそめだったにせよ隣人一家の登場により、新しい家族ができて人生の楽しみというのが分かりだした矢先、強盗に押し入られてその家族を失うことに!
隣に引っ越してきた家族との食事の際の
『これが家族の・・・
幸せのにおいか・・・』
というセリフは、涙が出てくる!89歳にして胃がんが発覚したおじいさん!結婚もしないで、ずっと一人ぼっち!結婚して子供夫婦や孫に囲まれた生活なら、まだ何とか治療しようと思うかもしれないけど、一人だとそんなこと考えないのかもしれない。入院したり、手術するにも1人じゃできないからね!身元保証人とかいないと!
隣に引っ越してきた夫婦たちが唯一の家族だったんだよね!その家族を失ったおじいさんの選択肢は、復讐しかないよね!個人的にすごくイイ作品だと思った!切ないけど、最後にスッキリしたしね!1巻完結で読みやすいのもいいね!