【村祀り(1巻)感想】日本の田舎の怖い話!かなり凝ったミステリー系の民俗学が怖面白い!田舎という閉鎖社会に古からおこなわれている風習が怖すぎ!
村祀り(1巻)感想(少しネタバレあり)
原案協力:木口銀、漫画:山口譲司
オカルトトックな表紙に釣られて、思わず読んだのが『村祀り』です。これ面白いね!田舎を舞台にしたホラー漫画!それに民俗学も加わって、さらに面白怖さも増している感じ!そして、ちょっとミステリアスというか、サスペンス色も出ているので、さらに面白い!閉鎖社会ともいえる田舎の風習や習慣といったことを、ミステリーチックに展開していく様は圧巻!
特に本作は、本当に実在しそうなほど凝ったミステリー系の民俗学に興味を惹かれます!物語のスタートは、陸の孤島ともいえる忍冬村というところに、流浪の学者(三神)が異国のブローカー(蓬莱)、そして忍冬村の先輩のところに向かう2人の学生(ユナコと中村)が向かうところから!
最初は、ユナコと中村が主人公かと思ったけど、三神が古い村に行ってお宝を探すという感じのストーリーみたいね!しかし、その民俗学の部分が凄くよくできているよね!
1巻についていえば、忍冬村に到着した4人がいろんな村のしきたりの洗礼(?)を受けるんだけど、ユナコを呼び寄せた水主先輩の思惑とか、いろんな方向に向かうわけ!しかも、水主先輩の思惑とは別に、村の総意みたいななものあったりして、物語にどんどん引き込まれていく。
まあ民族学系の漫画は、しっかり読まないと『あれっ?』って感じで分からなくなるから、読み飛ばす方には不向きだよね!でもホラーあり、サスペンス色もあって、神話みたいな昔話などが好きな方には、おすすめ!