【サエイズム(1巻)感想】女の友情が美しいと思ったら大間違い!斜め上を行く怖さ!イジメかと思ったら、強烈な束縛癖!真木冴のサイコパスすぎる愛情表現にハマった!
サエイズム(1巻)感想(少しネタバレあり)
内水融
こんな怖い漫画があるのかと思ったのが『サエイズム』です。最初は、人見知りの国木美沙緒がイジめられて、どうにかなっちゃうのかと思ったら、全く違ってた!美沙緒のイジメを救ってくれた冴が、イイヤツじゃんと思ったら、右斜め上をいくサイコパスだったというストーリー!女の友情、もしくは百合系かと思ったら、それも全然違っていた!まさにサイコパス!
冴は、自分が気に入った相手を自分色に染め上げて奴隷のようにする、それが冴流の相手の愛し方らしい!もう、怖すぎる!
洋服選びで自分が薦めた色を断られた冴のガチギレっぷりが、まじで怖すぎる!また、誰もいないビルの屋上で美沙緒をパンツ一丁にさせる狂気!もうあれで美沙緒は、冴に堕ちちゃったといえるかも!
そんな時、『真木冴から救ってやる』と現れたのが古海渡!彼は、冴のことを
『自分の愛した対象を徹底的に支配する・・・
目的があって支配するんじゃない
支配することが真木冴の愛情表現なんだ』
と教えられる。まさにそうだよね!
でも、クラスでイジメの対象になるのは嫌だけど、誰かに束縛されるのも嫌だよね!どっちがマシかわからなくなる!イジメか束縛?まさに究極の選択だよ!
ちょっと変くらいならマダ許せるけど、冴の場合は、物凄く変だからね!もう超異常者といってもいいくらいの、サイコパス的な束縛!
でも、暴走族連中に冴が囲まれたとき、ぬいぐるみを被った男(女?)が現れたけど、あれ誰なのかな?しかも、自分をハメた連中の1人が美沙緒なことも見抜いているからね!さすが頭脳明晰といったところ!サイコパスな冴が、これからどんな風になっていくのか、気になって仕方がない!