【肉祓村(1巻)感想】富士の樹海をテーマにした謎の惨殺村!6年前に失踪した兄を探しに16歳の弟と、オカルト好きなJKが挑むパニックホラー!マジ怖い!
肉祓村(1巻)感想(少しネタバレあり)
原作:碧海景、漫画:アビディ井上
怖さが超よかったのが『肉祓村』です。原作者の碧海景さんは、『火葬場のない町に鐘が鳴る時』とかも書いているんだよね!碧海景さんって独特なホラーを書くからかなり好きだったりします。ちなみに本作は、画がイマイチという評価も多くて、好みがわかれているようです。ただ個人的には、少年誌のホラーとしてなら充分じゃないかなと思っていたりします。どうも、この手のホラーは、一定の画力を求める方が多いみたいですね!
なお、肉祓村って富士の樹海をテーマにしているよね!青木ヶ原樹海は、絶対に何かあるなって思わせるミステリアスな場所ということもあるけど、ホラーと結びつくと超怖くなる!
肉祓村(1巻)は、6年前に失踪した兄(夏目洋)を探しに弟(夏目竜)が肉祓村を目指すストーリーです。途中でオカルト好きな女子高生の藤ヶ谷愛衣と一緒になり、共に肉祓村を目指すことになる!
そもそも竜が肉祓村を目指すことになった理由は、兄の洋から手紙を送られてきたためだ!突然居なくなった兄から、しかも6年ぶりに!こういったわかりやすいストーリーって読みやすくていいよね!
竜と愛衣は、肉祓村を目指している途中、落とし穴みたいな所に落ちてしまって、その先で村に出くわすことになる。そこに現れたのは、6年前に失踪した兄の洋と出会うけど、秋月和樹と名乗ってくる!
しかし、兄そっくりな秋月和樹と名乗る人物は、別れ際に
『今すぐ、この村から出るんだ、りっくん』
と竜に伝える!やっぱり、竜のことを覚えているんだよね!
そして現れてくる肉削村の人々!村人から逃げる途中で出会った木村尚人によると、肉祓村は黒霧の中、生者の肉を求める亡者・肉削人が現れる村だと教えられる!もう怖すぎ!この肉祓村は、3巻で完結するから読みやすいのもイイ!