【善悪の屑(1巻)感想】更生してようがお構いなし!理屈抜きにクズを潰していく復讐代行屋がヤバすぎる!でも、やられたら、やり返したいよね!トラウマ必死!?
善悪の屑(1巻)感想(少しネタバレあり)
渡邊ダイスケ
犯罪被害者に成り代わり、復讐を代行していくストーリーの『善悪の屑』!やってることは、もろ犯罪だけど、犯罪被害者にとってはそのくらいやってもらわないと気が済まないのかもしれない!だって、やられたら、やり返したいよね!そう思うのは、被害者なら当たり前の感情なのかもしれない!たとえそれが、自身をダメにするとわかっていても!ただ、いろいろ考えさせられるけどね!
1巻では、子供を殺され、自身も腹を刺されて犯人に犯されてしまった母からの依頼に応える復讐代行の話!カモとトラが復讐を代行していくけど、依頼者に余計に感情移入するトラに対し、あくまでもクールなカモが対照的!復讐の相手を捕まえて拷問するも、その光景を見ていた母親が途中で出てきてしまい、謝罪する犯人を見てどこか復讐心が薄れてしまい、『もう、いいです・・・』と言ってしまう。
まあ、そんな光景を見たら普通は、そう言ってしまうかもしれない。犯人から涙ながらに後悔の言葉が聞けたら、依頼人も前向きになれそうな気がするからね!わざと、そんな風に思わせるためにしているなら凄いけど、カモにとってはチョット違うんだよね!
そんなことは、まったく関係ない!復讐依頼者が勝手にそう思っただけ!犯罪者が反省しようが、懺悔しようが、クズは絶対に許さないって固い決意があるよね!『クズは、死んでもクズ』みたな考えがあるのかなと思う!善だろうが、悪だろうが関係ないのかもしれない。要は、『お前はクズなんだから!』ってのがあるのかな?
実は、『善悪の屑』を読む前に『外道の歌』を読んでいたんだけど、てっきり『外道の歌』が第1部だと思ったら第2部なのね!『善悪の屑』が第1部なのね!
両方読むなら、時系列では『外道の歌』を先に読みたいけど、『善悪の屑』を先に読んでほしいね!その方が、『善悪の屑』の本質を垣間見ることができるかもしれない!