【娘の友達(1巻)感想】早くに妻を亡くした主人公!会社では順風そうに出世していくが、家では不登校の娘がいる父!疲れる日々!そんなとき出会ったのが娘の友達!抱いてはいけない感情が・・・
娘の友達(1巻)感想(少しネタバレあり)
萩原あさ美
父娘家庭の難しさ、年の差の恋愛事情、しかもその相手が娘の友達、いろいろ考えさせられるのが『娘の友達』です。主人公の晃介は、会社では課長昇進が決まっているらしい現在係長!はたから見ると、バリバリな出世頭のサラリーマン!でも家に帰れば、1年ほど前に妻を亡くし、不登校の娘(美也)と2人暮らし!
会社では私生活なんて見せられないから気丈に振る舞っているけど、息苦しさを感じていそうな感じ!ただでさえ仕事が大変なのに、娘のことまで考えるのが大変そう!しかも、娘には『馴れ馴れしくしないでよ』と拒否されている感じ!こんなんじゃ、落ち着く場所って無いよね!
だから、知り合い(特に会社関係)に合わなそうな喫茶店で、一人落ち着いて仕事をしていたりするんだよね!家でも会社でも落ち着かないよ!何か見ていて痛々しい!
娘の不登校のことで学校に呼び出されて、教師に逆ギレされたりしたら、『何でこんな一生懸命働いているのに、こんな言われ方されなきゃいけないんだ!』なんてと考えてしまう!
そんな時に出会ったのが、喫茶店のアルバイト・古都!実は、美也と同じ高校で、しかも晃介とも面識がある女の子だってわけ!
この古都との出会いが、晃介にとって不幸(?)だったのかもしれない!古都に、つい優しくされたことで、背徳の道に突き進んでいく様は、サラリーマンには笑えないかもしれない!
出世頭なのに、その内面は疲れたサラリーマン、そして女子高生との恋愛!しかも、娘の友達!まさに禁断だよね!